横溝正史ミステリ&ホラー大賞(よこみぞせいしみすてりーあんどほらーたいしょう)とは、KADOKAWAが主催する公募の新人文学賞です。推理作家の横溝正史氏にちなんで、ミステリ作家を発掘するために創設されました。大賞・優秀賞・読者賞の3種類が設けられており、大賞はKADOKAWAより単行本として刊行、読者賞はKADOKAWAより文庫として刊行されます。優秀賞は、刊行される場合とされない場合があります。また、受賞者には、正賞(大賞:金田一耕助像)と副賞の賞金(大賞:300万円、優秀賞:30万円、読者賞:賞金なし)が授与されます。創設以来、何度か改称がされており、第1回〜第20回までは「横溝正史賞」、第21回〜第38回は「横溝正史ミステリ大賞」、第39回以降からは日本ホラー小説大賞と統合し「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」という名称になりました。読者賞の制度は日本ホラー小説大賞から引き継がれており、最終候補作品の中から、モニター審査員による選考結果を踏まえて選出されます。原稿用紙300枚〜600枚の広義のミステリ小説、又は、広義のホラー小説を募集しており、小説投稿サイト「カクヨム」からも応募可能です。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
賞名 | 横溝正史ミステリ&ホラー大賞 |
設立年 | 1981 |
選考頻度 | 年1回(9月締切、4月発表) |
運営団体 | KADOKAWA |
受賞者一覧
「Kindleで読み放題」 および 「オーディブルで聴ける」 対象作品は時期によって変わる場合がございます。

第45回(2025)・読者賞
夢に棲みつくもの
雨宮酔

第45回(2025)・大賞・カクヨム賞
うたかたの娘
綿原芹

第44回(2024)・カクヨム賞
神鳴り
岩口遼

第35回(2015)
受賞作なし

第22回(2002)・テレビ東京賞
逃げ口上
滝本陽一郎

第6回(1986)
受賞作なし

第5回(1985)・佳作
四十年目の復讐
中川英一

第4回(1984)
受賞作なし

第2回(1982)・佳作
メビウスの帯
芳岡道太