女による女のためのR-18文学賞(おんなによるおんなのためのあーるじゅうはちぶんがくしょう)とは、新潮社が主催する公募の新人文学賞です。性自認が女性の方に限り応募可能という、特殊な応募条件があります。応募者だけでなく、選考者も女性に限られます。新潮社の女性編集者が第1次〜第3次選考を担当した後、女性選考委員が大賞を決定します。また、最終候補作品はすべてWeb上で公開されます。こちらに寄せられた読者の方々からの感想コメントが選考に影響する可能性もあります。当初は、「性について描かれた小説」を募集していましたが、2021年以降は「書き手の感性を生かした小説」を募集しています。第14回から選考委員にお笑いタレントの友近さんが加わり、友近賞が新設されました。受賞者には賞金(大賞:30万円、友近賞:10万円)と副賞(大賞:津軽海峡フェリー乗船券・オリーブオイル・体組成計、友近賞:オリーブオイル・体組成計)【※副賞の内容は年によって異なる場合がございます】が授与されます。原稿用紙30〜50枚の短編小説を募集しているため、大賞に選ばれても書籍化するまでに時間がかかったり、結果、書籍化しない場合もあります。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
賞名 | 女による女のためのR-18文学賞 |
設立年 | 2002 |
選考頻度 | 年1回(10月締切、4月発表) |
運営団体 | 新潮社 |
受賞者一覧
「Kindleで読み放題」 および 「オーディブルで聴ける」 対象作品は時期によって変わる場合がございます。

第23回(2024)・友近賞
君の無様はとるにたらない
神敦子

第23回(2024)・大賞
息子の自立
広瀬りんご

第22回(2023)・友近賞
ゴーヤとチーズの精霊馬
義井優

第22回(2023)・優秀賞
鬼灯の節句
仲谷実織

第21回(2022)・友近賞
いい人じゃない
古池ねじ

第21回(2022)・大賞
救われてんじゃねえよ
上村裕香

第19回(2020)・読者賞/友近賞
カラダカシと三時の鳥
梅田寿美子

第19回(2020)・大賞
何言ってんだ、今ごろ
秋ひのこ

第18回(2019)・読者賞
おまじない
小沼朗葉

第16回(2017)・友近賞
月と林檎
伊藤万記

第14回(2015)・大賞/友近賞
明け方の家
秋吉敦貴

第13回(2014)・大賞
とべない蝶々
仲村かずき

第10回(2011)・読者賞
偶然の息子
上月文青

第6回(2007)・優秀賞
シーズンザンダースプリン♪
三日月拓

第3回(2004)・優秀賞
ハイキング
管乃了