書籍情報
・著者:彩瀬まる
・出版社:新潮社
・受賞歴:第9回女による女のためのR-18文学賞
・あらすじ:
私の肌には赤い花が咲く。彼女と出会った夜も、彼の去った朝もーー。出会った次の日、しまは私のアパートに転がり込んできた。しまといると、まっすぐに求められる。しまに求められると、なにもかもを叶えてあげたくなる……。大好きな高臣さんには、しまが来てから、一週間も電話をかけていなかった。この人におやすみを言って貰わなければ眠れなかったのに。でも高臣さんの低く甘い声を聞くと、途端に、ど、と体の内側があたたかく濡れた。かきまぜられたときのあの感覚を思い出して……独特の世界観で描かれる、第9回R-18文学賞読者賞受賞作