書籍情報
・著者:桐野夏生
・出版社:文藝春秋
・受賞歴:第121回直木三十五賞
・あらすじ:
私は子供を捨ててもいいと思ったことがあるーー。
衝撃のラストが議論を呼んだ直木賞受賞作。
野心家の元刑事・内海も、苦しみの渦中にあった。
ガンで余命半年と宣告されたのだ。
内海とカスミは、事件の関係者を訪ね歩く。
残された時間のない内海は、真相とも妄想とも夢を見始める。
そして二人は、カスミの故郷に辿り着いた。
真実という名のゴールを追い続ける人間の強さと輝きを描き切った最高傑作!
解説・福田和也
※この電子書籍は1999年4月に講談社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。