『歪んだ創世記』 積木鏡介 の書籍情報

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書籍情報

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歪んだ創世記

歪んだ創世記

著者:積木鏡介

出版社:講談社

受賞歴:第6回メフィスト賞

あらすじ

全ては何の脈絡も無く唐突に始まった。過去の記憶を全て奪われ、見知らぬ部屋で覚醒した私と女。舞台は絶海の孤島。三人の惨殺死体。生存者は私と女、そして彼女を狙う正体不明の殺人鬼だけ…の筈だったのに。この島では私達が想像もつかない「何か」が起こっていたのだ。蘇る死者、嘲笑う生首、闊歩する異形の物ども。あらゆる因果関係から排除された世界-それを冷たく照覧する超越者の眼光。全ては全能の殺人鬼=「創造主」の膿んだ脳細胞から産まれた、歪んだ天地創造の奇跡だった。そして…「ここはどこなの」女が存在しない口唇で尋ねる。「分からない。でもここにはあいつの邪気がない。あいつの手の届かない世界らしい」存在しない口で私は答えた。「あいつはもう二度と現れないの」彼女の不安気な問いに、私が頷く。女は存在しない男の顔を怪訝そうに覗き込んだ。「結局、あなたは誰だったの」「君は一体、誰だったんだい」私は揶揄うように問い返した。そんな事はもうどうだっていいじゃないか。もう何も彼も終わったのだから。…だが、まだ終わったのではなかった。真犯人はそれを知っている。本当の終焉はこれからなのだ。第6回メフィスト賞受賞作。

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