書籍情報
あらすじ
高森鈴花(たかもりすずか)は、男の人が苦手な女子高生。そんな鈴花はある日、何者かに海に落とされ、中華風の異世界・紹(シャオ)に迷い込んでしまう!
言葉も通じず、困り果てた鈴花を助けてくれたのは、天真爛漫な少年・高星(ガオシン)と妖艶な美青年・永陽(ヨンヤン)。二人は紹(シャオ)の中でも高位な家柄の貴族だった。
優しく接してくれる高星と永陽に、次第に親しみを感じていく鈴花。そんな時、突然、高星にプロポーズされてー!?
時をかける運命の中華ロマンス!
オススメポイント
本作は、4巻までが、第1部。5巻以降が、第2部となっています。
第1部は、異世界に渡った鈴花が日本にいる家族と恋をした高星との間で揺れ動くお話。
第2部は、後宮の中で地位を上げ、皇后を目指すお話です。
紹の建国神話に登場する青龍と朱黒鳥。青龍は、皇帝になぞらえられ、朱黒鳥は、明るい髪をした異人の娘だと言い伝えられています。
紹にとっても皇帝にとっても特別な存在である朱黒鳥。しかし、特別な力があるわけではありません。天候を操ったり、傷を癒したり、魔法が使えたりといったことは何もありません。
気弱で普通の女の子である鈴花が、逞しく成長していく様、そして、重い宿命を背負った高星をどう支えていくか、ご覧ください。