書籍情報
あらすじ
同業殺しで悪名高い300歳の大魔女だが、実年齢16歳など謎が多い魔女・クインタ。
悪名をさらに高めるため、研究成果を巡り魔法使いに狙われる若き天才教授のボディガードを引き受けることに。だが教授がクインタの秘密に興味を示し…!?
秘密を隠したいクインタと暴きたい教授。賢者の図書館をめざし、恋の駆け引き絡む2人の旅が始まるーー!!
偽りと、欲深き好奇心の物語、第1巻!
オススメポイント
ヒーロー役である教授は、研究第一の変人です。300年生きているはずなのに初々しいクインタに興味を抱きつつも、彼女が連れている魔角類ホラントラーの観測史上最大級個体のひとつであるフィーヨに目を輝かせています。魔角類が、彼の研究対象なんですね。この魔角類、オオツノジカがモデルだそうです。
天才教授と、彼のボディガードを務めることになった悪名高き魔女・クインタ。彼らの目的は、国の中央にある賢者の図書館へ行き、研究結果を登録すること。紹介状が必要だったりと一筋縄ではいかないのですが、旅の終着点が見えているというのは、読者としても読みやすいかと思います。
どんどん表情豊かになる主人公2人。最終巻なんて、1巻のころが信じられないほど優しい表情をしていますね。
主人公たち以外にも魅力的なキャラクターたちがたくさん登場する本作。クインタと教授たちの旅をぜひ見届けてください。