書籍情報
・著者:花木深
・出版社:文藝春秋
・受賞歴:第35回江戸川乱歩賞(最終候補)
・あらすじ:
凍てつく冬の夜、八ケ笠で山荘が燃え上がる。跡から発見された死体は、美しく敏腕の女性実業家・魚住江利のものだった。現場に残されたエロス像は何を意味するのか。真相を追うにつれ、韮崎西署の老警部補、むかし彼女の恋人だった壮年の写真家、そして江利自身の古い傷跡が疼き始める。