書籍情報
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あらすじ
高度な文明が20世紀末に滅びてしまい、日本は王の一族によって支配されるようになっていた。その後、国民は、暴君の圧政に苦しみ続けてきた。そして300年の時が過ぎた。
山陽地方の白虎の村に双子の兄妹が生まれた。兄の方はタタラ、そして妹は更紗(さらさ)と名付けられた。兄のタタラは暴君の圧政から人民を救う“運命の子”と予言され、村人だけではなく、王族に反感を持つみんなの希望を託されていた。ところが、赤の王の軍勢に村を襲われて、タタラは殺されてしまう。
妹の更紗は、タタラの死を隠すために自らタタラとなり赤の王への復讐のため、立ち上がった。その時から、つらく長い戦いの旅が始まり…。
山陽地方の白虎の村に双子の兄妹が生まれた。兄の方はタタラ、そして妹は更紗(さらさ)と名付けられた。兄のタタラは暴君の圧政から人民を救う“運命の子”と予言され、村人だけではなく、王族に反感を持つみんなの希望を託されていた。ところが、赤の王の軍勢に村を襲われて、タタラは殺されてしまう。
妹の更紗は、タタラの死を隠すために自らタタラとなり赤の王への復讐のため、立ち上がった。その時から、つらく長い戦いの旅が始まり…。
オススメポイント
漫画家の田村由美
漫画家は田村由美さん。田村由美さんといえば、菅田将暉さん主演で実写ドラマ化された『ミステリと言う勿れ』や、
近未来を舞台にしたサバイバルストーリー『7SEEDS』でも有名な漫画家さんですね。
この『BASARA』も1,500万部を突破しており、ヒット作を出し続けている田村由美さんには、尊敬の念しかありません。
アニメ版
出版社は小学館で、『別冊少女コミック』にて1990年9月から1998年6月まで連載されました。全27巻で完結済みです。
1998年には『LEGEND OF BASARA』のタイトルでアニメ化もされてるんですが、原作全27巻のうち最初の7巻分ぐらいまでしか映像化されてないんよね。
原作ファンからは「ここからが本番なのに!」って声も多くて、アニメで描かれたのは壮大な物語の序章って感じです。
ただ、アニメの方が見やすいんだという方は、Amazon Prime Videoなどにあるため、アニメから入ってみるのもいいかもしれません!
舞台は文明崩壊後の日本
あらすじを紹介すると、本作の舞台は文明が崩壊した日本。東京は水没し、九州・山陽地方は砂漠化した日本を、ある一人の王がまとめ上げたのが300年前。
京都を中心に4つに州分けされ、王の実子がそれぞれを押さえているという世界です。
そんな中、山陽地方、今でいう岡山県のあたりにある「白虎の村」に双子の兄妹が生まれます。
兄はタタラ、妹は更紗(さらさ)と名付けられて、兄のタタラは、暴君の圧政から人民を救う「運命の子」と予言されました。
ところがある日、反逆の意志があるとみなされ、山陽地方を支配する王の子・赤の王の軍勢に村を襲われて、タタラは殺されてしまうんよね。
絶望する妹の更紗だったんやけど、人々の心の拠り所であったタタラの死を隠すために、自らタタラと名乗り、赤の王に復讐するため立ち上がります。
実は更紗こそ、予言された本物の「運命の子」でした。
オススメポイント1:敵同士が恋に落ちる
ここまで聞くと、よくある復讐ものの少年漫画みたいやけど、BASARAが唯一無二なのはここからなんよね。
更紗が旅の途中、傷を癒すために訪れた温泉で出会うのが、赤の王・朱理(しゅり)という青年。
お互いの正体を知らないまま、二人はだんだんと惹かれ合っていきます。朱理こそが、更紗の兄や仲間を殺した張本人やのに。
この設定、めちゃくちゃえげつなくないですか?
敵同士が恋に落ちるって展開自体はよくあるけど、ここまで残酷で切ない設定はなかなかないと思います。
しかも田村由美さんが凄いのは、朱理をただの悪役にしてないところ。
彼も生まれた時に「王家に災いをなす」と予言されて、父親から奴隷の焼き印を背中に押されてる「忌み子」なんです。
だから朱理にも朱理なりの事情と苦悩があって、読んでるとどっちにも感情移入してしまう。
オススメポイント2:実際の地名が使われていて身近に感じられる
物語の舞台も素晴らしくて、文明崩壊後の日本っていう設定やから、私たちが知ってる地形や地名が出てくるんよね。
九州、関西、関東って、現実の日本の地方がそれぞれ異なる王に支配されてて、更紗たちは日本列島を縦断する壮大な旅を繰り広げます。
関門海峡とか首里城とか、実際の場所が出てくるから、「もしも日本がこうなったら…」って想像が膨らんで、よりリアリティを感じられるんです。
実際、読者の感想を見てても「沖縄の首里城が焼失したニュースでBASARAを思い出した」とか「学生時代にこの漫画を読んで首里城を知って、現地に行って感動した」みたいな声があるぐらい、現実の日本とリンクしてる作品なんよね。
オススメポイント3:キャラクターが魅力的
登場人物についても本当に魅力的で、主人公の更紗をはじめ、出てくるキャラクター全員がしっかりとした背景と心情を持ってるんです。
浅葱(あさぎ)、揚羽(あげは)、ハヤト、茶々……みんなそれぞれに物語があって、読んでるうちにどのキャラクターにも愛着が湧いてくる。
それに、この作品が扱ってるテーマがとにかく重厚で、戦争する意味とは何か、王の存在意義とは何か、人を愛するとは、憎むとは、国とは、信念とは……。
読む度に考えさせられるし、何回も号泣してしまいます。
「少女漫画は読まない」って方にも、一度読んでみてほしいですね。
1巻だけだと、更紗と赤の王の出会いのあたりが恋愛要素強いかなと思うんやけど、そこを耐えて読み進めると、どんどん壮大なスケールのお話になっていくので、
「恋愛要素が苦手」という方にも、楽しんでいただけるかと思います。
📺 動画配信情報
LEGEND OF BASARA
全13話・1998年
舞台「BASARA」
2013年
舞台「BASARA」第2章
2014年
舞台「BASARA外伝~KATANA 虹の話ー銀杏ー」
2019年

