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書籍情報
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あらすじ
2014年、正月第二弾全国ロードショー。
地球は恐るべきバガーの二度にわたる侵攻をかろうじて撃退した。容赦なく人々を殺戮し、地球人の呼びかけにまったく答えようとしない昆虫型異星人バガー。その第三次攻撃に備え、優秀な艦隊指揮官を育成すべく、バトル・スクールは設立された。
コンピュータ・ゲームから無重力訓練エリアでの模擬戦闘まで、あらゆるスクールの訓練で最高の成績をおさめた天才少年エンダーの成長を描いた、ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞作!
地球は恐るべきバガーの二度にわたる侵攻をかろうじて撃退した。容赦なく人々を殺戮し、地球人の呼びかけにまったく答えようとしない昆虫型異星人バガー。その第三次攻撃に備え、優秀な艦隊指揮官を育成すべく、バトル・スクールは設立された。
コンピュータ・ゲームから無重力訓練エリアでの模擬戦闘まで、あらゆるスクールの訓練で最高の成績をおさめた天才少年エンダーの成長を描いた、ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞作!
オススメポイント
本作は、オースン・スコット・カードが1985年に発表したSF小説です。
私は田中一江さんが翻訳を担当した2013年版を読みました。
早川書房のハヤカワ文庫SFから刊行されている本作は、「エンダー」シリーズの記念すべき第1作。
のちに『死者の代弁者』『ゼノサイド』『エンダーの子どもたち』といった続編も書かれ、壮大なシリーズへと発展していきました。
2013年には映画化もされており、エイサ・バターフィールドが主人公エンダーを演じています。
日本では2023年に舞台化もされるなど、時代を超えて愛され続けている名作です。
「ストーリー構成」に関する創作論の本に登場したことをきっかけに読んでみることにしました。
物語の舞台は、異星人「バガー」との戦争が続く未来の地球。
人類は過去に二度、バガーの侵攻を受けており、三度目の侵攻に備えて優秀な子どもたちを宇宙の訓練施設「バトル・スクール」に送り込んでいます。
主人公は、アンドリュー・ウィギン、通称エンダー。わずか6歳で選抜された天才少年です。
バトル・スクールでは、無重力空間での模擬戦闘「バトル・ルーム」での訓練が日々行われます。
エンダーは持ち前の戦略的思考と冷静な判断力で頭角を現し、史上最年少の艦隊司令官を目指していくことになります。
本作の魅力は、まず何といっても主人公エンダーというキャラクター造形の深さです。
天才的な戦略家でありながら、まだ幼い少年。彼は戦いを憎みながらも、勝つためには何でもする冷徹さを持っています。
エンダーの兄・ピーターには暴力的な本性があり、姉のヴァレンタインは優しさの象徴。
エンダーはその中間に位置する存在として描かれ、自分の中にある「ピーター的な部分」を恐れながらも、それを利用して勝利を掴んでいくんです。
バトル・スクールでの訓練描写も読みどころの一つ。
無重力空間での立体的な戦闘シミュレーション「バトル・ルーム」は、SF作品やゲームが好きな人にはきっと刺さると思います!
チーム戦での駆け引き、新しい戦術の開発、仲間たちとの絆と対立。
少年たちの成長物語としても、軍事戦略ものとしても、どちらの側面からも楽しめる作品になっています。
そして何より、この物語の核心は終盤に待ち受ける衝撃の真実です。
ネタバレは避けますが、物語全体の意味が一変するような展開が待っています。
創作論の本には様々なことが書かれていましたが、一つには主人公に「試練」を与えること、とありました。
本作『エンダーのゲーム』ではその通り、主人公のエンダーにこれでもかと「試練」が与えられます。
「いや、そりゃさすがに無理でしょ……」と読者が絶望してしまうほど。
しかし、天才であるエンダーはその試練をも乗り越えるんよね。でも、彼の心は追いついていない。
本当は戦いたくない彼は、有能であるがゆえに、戦いに勝ててしまうことにずっともがき苦しんでいます。
本作はただのエンターテインメント小説ではなく、戦争の本質、リーダーシップの在り方、教育の功罪、異文化理解など、深いテーマも扱っています。
特に「敵を理解すること」と「敵を滅ぼすこと」の矛盾については、読者に重い問いを投げかけてきます。
原著は1985年の作品ですが、まったく古さを感じさせません。
むしろ、ゲーム世代が育った現代だからこそ、より共感できる部分も多いのではないでしょうか。
バトル・スクールでの訓練が、まるでeスポーツのような感覚で描かれているのも興味深いところです。
SF小説が好きな人はもちろん、戦略ゲームが好きな人、少年の成長物語が読みたい人、そして深いテーマを持った物語を求める人には、ぜひ読んでほしい一冊です。
続編の『死者の代弁者』もすでに入手済みのため、読み進めたいと思います!
私は田中一江さんが翻訳を担当した2013年版を読みました。
シリーズ作品
早川書房のハヤカワ文庫SFから刊行されている本作は、「エンダー」シリーズの記念すべき第1作。
のちに『死者の代弁者』『ゼノサイド』『エンダーの子どもたち』といった続編も書かれ、壮大なシリーズへと発展していきました。
メディア化
2013年には映画化もされており、エイサ・バターフィールドが主人公エンダーを演じています。
日本では2023年に舞台化もされるなど、時代を超えて愛され続けている名作です。
「ストーリー構成」に関する創作論の本に登場したことをきっかけに読んでみることにしました。
主人公は天才少年
物語の舞台は、異星人「バガー」との戦争が続く未来の地球。
人類は過去に二度、バガーの侵攻を受けており、三度目の侵攻に備えて優秀な子どもたちを宇宙の訓練施設「バトル・スクール」に送り込んでいます。
主人公は、アンドリュー・ウィギン、通称エンダー。わずか6歳で選抜された天才少年です。
バトル・スクールでは、無重力空間での模擬戦闘「バトル・ルーム」での訓練が日々行われます。
エンダーは持ち前の戦略的思考と冷静な判断力で頭角を現し、史上最年少の艦隊司令官を目指していくことになります。
キャラクター造形の深さが魅力的
本作の魅力は、まず何といっても主人公エンダーというキャラクター造形の深さです。
天才的な戦略家でありながら、まだ幼い少年。彼は戦いを憎みながらも、勝つためには何でもする冷徹さを持っています。
エンダーの兄・ピーターには暴力的な本性があり、姉のヴァレンタインは優しさの象徴。
エンダーはその中間に位置する存在として描かれ、自分の中にある「ピーター的な部分」を恐れながらも、それを利用して勝利を掴んでいくんです。
ゲーム好きにはたまらない訓練描写
バトル・スクールでの訓練描写も読みどころの一つ。
無重力空間での立体的な戦闘シミュレーション「バトル・ルーム」は、SF作品やゲームが好きな人にはきっと刺さると思います!
チーム戦での駆け引き、新しい戦術の開発、仲間たちとの絆と対立。
少年たちの成長物語としても、軍事戦略ものとしても、どちらの側面からも楽しめる作品になっています。
終盤に待ち受ける衝撃の真実
そして何より、この物語の核心は終盤に待ち受ける衝撃の真実です。
ネタバレは避けますが、物語全体の意味が一変するような展開が待っています。
主人公に与えられた「試練」
創作論の本には様々なことが書かれていましたが、一つには主人公に「試練」を与えること、とありました。
本作『エンダーのゲーム』ではその通り、主人公のエンダーにこれでもかと「試練」が与えられます。
「いや、そりゃさすがに無理でしょ……」と読者が絶望してしまうほど。
しかし、天才であるエンダーはその試練をも乗り越えるんよね。でも、彼の心は追いついていない。
本当は戦いたくない彼は、有能であるがゆえに、戦いに勝ててしまうことにずっともがき苦しんでいます。
本作に隠された深いテーマ
本作はただのエンターテインメント小説ではなく、戦争の本質、リーダーシップの在り方、教育の功罪、異文化理解など、深いテーマも扱っています。
特に「敵を理解すること」と「敵を滅ぼすこと」の矛盾については、読者に重い問いを投げかけてきます。
原著は1985年の作品ですが、まったく古さを感じさせません。
むしろ、ゲーム世代が育った現代だからこそ、より共感できる部分も多いのではないでしょうか。
バトル・スクールでの訓練が、まるでeスポーツのような感覚で描かれているのも興味深いところです。
SF小説が好きな人はもちろん、戦略ゲームが好きな人、少年の成長物語が読みたい人、そして深いテーマを持った物語を求める人には、ぜひ読んでほしい一冊です。
続編の『死者の代弁者』もすでに入手済みのため、読み進めたいと思います!
📺 動画配信情報
エンダーのゲーム
2013年
監督/ガヴィン・フッド、主演/エイサ・バターフィールド

