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書籍情報
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あらすじ
魔王討伐の命を受け、単身魔王城に乗り込んだ魔女の下僕・アルセニオ。ところがそこには、どう見てもゆるキャラっぽい魔王と、そのゆるキャラにセクハラを受けているたわわ〜☆みたいな少女がいて…!? 恋と魔法で胸いっぱいっていうか乳いっぱいのファンタジックラブコメディ、ぷるんぷるんの第1巻!
オススメポイント
目的は「師匠の魔女を目覚めさせる」こと
魔王城の近くに、2人の魔女と魔物の青年が暮らしていました。
2人の魔女は師弟。しかし、師匠の魔女が原因不明の呪いにかかってしまいます。
師匠の魔女は、薬のレシピを弟子に託し、体の時間を止めて眠ってしまいました。
弟子の魔女ベティと、その下僕である青年アルセニオは、薬の材料となる魔王のツノを求め、魔王城に乗り込みます。
この時魔王城には、もう一人、レイという氷魔法を使う女剣士が侵入していました。
ゆるキャラのような見た目をした魔王ですが、強さは本物。
今すぐツノを奪うのは無理だと判断したアルセニオは、レイとともに魔王城を脱出します。
すると、レイはとある目的で、師匠の魔女を探していたことが判明します。
「師匠の魔女を目覚めさせる」という目的が一致した3人が、ともに魔王のツノを狙うというお話です。
オススメポイント1:ギャグ要素
本作は魔女や魔物が登場するファンタジー漫画であると同時に、ギャグ漫画でもあります。
ゆるキャラのような見た目の魔王は変態だし、北の閉ざされた地で育ったレイは天然で抜けているし、他にも濃いキャラばかり。
アルセニオはツッコミ役として必死に頑張っています。
特に序盤はギャグ要素が多いため、もしギャグの趣味が合わなければフェードアウトしてしまう方もいるかもしれません。
しかし、読み進めると深いストーリーが徐々に展開していくため、ぜひ最終巻である16巻まで読んでみてほしいです。
オススメポイント2:魅力的なキャラクター
16巻もあるということでさまざまなキャラクターが登場しますが、彼らに共通するのは、誰かのために行動している点です。
・師匠のために薬を作りたいベティ
・自分の魔女のために魔王のツノを狙うアルセニオ
・幼馴染のためにも、ある願いを叶えたいレイ
レイの兄弟や幼馴染、アルセニオと過去関わりがあった人も登場します。
最初は欲のままに行動していた魔王ですら、だんだんと変わっていくのです。
本作は、アルセニオ視点が比較的多いですが、時には、レイたちも主人公となりうる群像劇に仕上がっています。
各登場人物にバックグラウンドがありますし、試練が与えられます。
読み進めれば進めるほど、ギャグ要素の裏に隠された彼らの個性や人格、そして彼らが行う選択を見守りたくなります。
オススメポイント3:多様性というテーマ
「多様性」や「テーマ」という言葉だけ聞くと、お堅く感じられたり、説教くさいものに思えてしまうかもしれませんが、
本作は、決して押し付けがましく描いていません。
本作には、男の子だったのに突然女の子になってしまった人や、人間だったのに魔物になってしまった人が登場します。
他にも、突然主要キャラの性別が変わってそのまま物語が進行したり、また戻ったりします。
男と女という性別の違い、魔物と人間という種族の違いを登場人物たちの悩みとして描いているため、読者にも伝わりやすく、感情移入がしやすくなっています。
登場人物のセリフに共感したり、ハッと気が付かされたりするのです。
本作を読むと、自分とは違う人に対して、少しだけ優しくできるような気がしてきます。
読むこと自体を楽しみながら、
「ああ、こういうことって知っておいた方がいいよね」「心に留めておいた方がいいよね」
と思うことを教えてくれる。
物語・漫画っていいな、と改めて思わせてくれる作品です。

