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書籍情報
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あらすじ
クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。
彼はなぜ正答できたのか?
推理作家協会賞受賞&本屋大賞6位、圧巻のエンターテインメント。
文庫化に際し短編小説「僕のクイズ」を収録! 解説は田村正資氏。
彼はなぜ正答できたのか?
推理作家協会賞受賞&本屋大賞6位、圧巻のエンターテインメント。
文庫化に際し短編小説「僕のクイズ」を収録! 解説は田村正資氏。
オススメポイント
本作は、2022年10月に朝日新聞出版から刊行された小川哲さんの長編ミステリー小説です。2025年4月には文庫版も発売されました。
第76回日本推理作家協会賞を受賞し、2023年本屋大賞にもノミネートされたベストセラーで、2025年には舞台化、2026年には映画化も決定している話題作です!
作者の小川哲さんは、2022年の『地図と拳』で第168回直木賞および第13回山田風太郎賞を受賞した、現代を代表する作家の一人です。
物語の舞台は、賞金1000万円をかけた生放送のクイズ番組の決勝戦。
主人公でクイズプレイヤーの三島玲央と、対戦相手の本庄絆は、7本先取の早押しクイズで6対6の大接戦を繰り広げていました。
そして運命の最終問題。
問題文が読まれるまさにその瞬間――早押しボタンが点灯した音が、主人公の耳に響きます。
押したのは、対戦相手の本庄。
「ああ、やっちまったな」と主人公は思います。
なぜなら、問題文がまだ1文字も読まれていなかったからです。
賞金1000万円というプレッシャーに負けて、相手はミスをしたに違いない。主人公はそう考えました。
ところが……。
「ママ.クリーニング小野寺よ」
本庄はそう口にします。誰もがあっけに取られる中、もう一度「ママ.クリーニング小野寺よ」。
10秒ほど間があって、鳴ったのは正解を示す「ピンポン」の音。
なんと、本庄は問題文が1文字も読まれていないのに正解してしまったんです!
これは一体、ヤラセなのか、それとも実力なのか?
という謎を解く、ミステリー作品です。
読んでみて感じたのは、まず「クイズ小説」という新しいジャンルのおもしろさです。
問題文が読まれる前に答えるなんて絶対に不可能だと思うんですが、三島がロジカルに検証していく過程がめちゃくちゃ興味深い。
「0文字押し」の謎をどう解明するのか、ページをめくる手が止まりませんでした。
しかもこの作品、単なるトリック解明だけじゃなくて、クイズに懸ける人生、記憶と経験の意味、そして「クイズとは何か」という深いテーマまで描かれているんです。
特に印象的だったのは、決勝戦の問題を振り返るたびに、三島や本庄の過去のエピソードが挿入される構成。
エピソードを読み進めるたびに、遠い世界の人に思えるクイズプレイヤーたちに親近感を覚えました。
本作がこれほどリアルなクイズ小説になった理由は、小川哲さんの徹底した取材にあります。
謝辞には、友人でありクイズプレイヤーでもある田村正資さんと徳久倫康さんに助言してもらったと書かれています。
田村正資さんは、2010年の第30回高校生クイズで優勝した開成高校のメンバー。
YouTubeチャンネル「QuizKnock」やテレビ番組でおなじみの伊沢拓司さんの2学年上の先輩です。
小川哲さんとは東大の先輩後輩にあたり、気軽に相談できる関係だったそう。
私も元々「QuizKnock」の動画を拝見していたので、解説に田村正資さんのお名前を見つけた時、パッとお顔が浮かびました。
それと同時に「あ、そっか。小川さんも東大だったなあ」ということを思い出しました。
一方の徳久倫康さんは、「競技クイズ界最強の男」の異名を持つトップクイズプレイヤー。
小川さんとは仕事で知り合い、クイズ的におかしな部分を全部チェックしてくれる心強い存在でした。
しかも徳久さんは、本作で使われている問題作成も手伝っていたんです。
小川さんが「ウーロン茶に関係するクイズを作りたい」と言えば、すぐに5問くらい用意してくれて、確定ポイント(ここまで問題文を聞けば答えが一つに絞れる、という単語や一文)まで全部教えてくれたそう。
さらに小川さんは、伊沢拓司さんの著作やQuizKnockの動画も参考にしたそうです。
QuizKnockを見たことがある人なら、本書に出てくる早押しクイズのシーンも、映像としてリアルに思い浮かべられると思います。
実力派クイズプレイヤーたちの全面協力を得て、徹底的にクイズの世界を取材して生まれた本作。
だからこそ、あの「0文字押し」の謎が、これほどまでにリアルで説得力があるんですね。
クイズ番組が好きな人はもちろん、ミステリーが好きな人、そして「知る」ことの意味について考えたい人にもおすすめの一冊です。
2026年公開予定の映画も、今から楽しみですね!
第76回日本推理作家協会賞を受賞し、2023年本屋大賞にもノミネートされたベストセラーで、2025年には舞台化、2026年には映画化も決定している話題作です!
作者の小川哲さん
作者の小川哲さんは、2022年の『地図と拳』で第168回直木賞および第13回山田風太郎賞を受賞した、現代を代表する作家の一人です。
運命の最終問題
物語の舞台は、賞金1000万円をかけた生放送のクイズ番組の決勝戦。
主人公でクイズプレイヤーの三島玲央と、対戦相手の本庄絆は、7本先取の早押しクイズで6対6の大接戦を繰り広げていました。
そして運命の最終問題。
問題文が読まれるまさにその瞬間――早押しボタンが点灯した音が、主人公の耳に響きます。
押したのは、対戦相手の本庄。
「ああ、やっちまったな」と主人公は思います。
なぜなら、問題文がまだ1文字も読まれていなかったからです。
賞金1000万円というプレッシャーに負けて、相手はミスをしたに違いない。主人公はそう考えました。
ところが……。
「ママ.クリーニング小野寺よ」
本庄はそう口にします。誰もがあっけに取られる中、もう一度「ママ.クリーニング小野寺よ」。
10秒ほど間があって、鳴ったのは正解を示す「ピンポン」の音。
なんと、本庄は問題文が1文字も読まれていないのに正解してしまったんです!
これは一体、ヤラセなのか、それとも実力なのか?
という謎を解く、ミステリー作品です。
「クイズ小説」という新ジャンル
読んでみて感じたのは、まず「クイズ小説」という新しいジャンルのおもしろさです。
問題文が読まれる前に答えるなんて絶対に不可能だと思うんですが、三島がロジカルに検証していく過程がめちゃくちゃ興味深い。
「0文字押し」の謎をどう解明するのか、ページをめくる手が止まりませんでした。
しかもこの作品、単なるトリック解明だけじゃなくて、クイズに懸ける人生、記憶と経験の意味、そして「クイズとは何か」という深いテーマまで描かれているんです。
特に印象的だったのは、決勝戦の問題を振り返るたびに、三島や本庄の過去のエピソードが挿入される構成。
エピソードを読み進めるたびに、遠い世界の人に思えるクイズプレイヤーたちに親近感を覚えました。
徹底した取材
本作がこれほどリアルなクイズ小説になった理由は、小川哲さんの徹底した取材にあります。
謝辞には、友人でありクイズプレイヤーでもある田村正資さんと徳久倫康さんに助言してもらったと書かれています。
田村正資さん
田村正資さんは、2010年の第30回高校生クイズで優勝した開成高校のメンバー。
YouTubeチャンネル「QuizKnock」やテレビ番組でおなじみの伊沢拓司さんの2学年上の先輩です。
小川哲さんとは東大の先輩後輩にあたり、気軽に相談できる関係だったそう。
私も元々「QuizKnock」の動画を拝見していたので、解説に田村正資さんのお名前を見つけた時、パッとお顔が浮かびました。
それと同時に「あ、そっか。小川さんも東大だったなあ」ということを思い出しました。
徳久倫康さん
一方の徳久倫康さんは、「競技クイズ界最強の男」の異名を持つトップクイズプレイヤー。
小川さんとは仕事で知り合い、クイズ的におかしな部分を全部チェックしてくれる心強い存在でした。
しかも徳久さんは、本作で使われている問題作成も手伝っていたんです。
小川さんが「ウーロン茶に関係するクイズを作りたい」と言えば、すぐに5問くらい用意してくれて、確定ポイント(ここまで問題文を聞けば答えが一つに絞れる、という単語や一文)まで全部教えてくれたそう。
さらに小川さんは、伊沢拓司さんの著作やQuizKnockの動画も参考にしたそうです。
QuizKnockを見たことがある人なら、本書に出てくる早押しクイズのシーンも、映像としてリアルに思い浮かべられると思います。
実力派クイズプレイヤーたちの全面協力を得て、徹底的にクイズの世界を取材して生まれた本作。
だからこそ、あの「0文字押し」の謎が、これほどまでにリアルで説得力があるんですね。
クイズ番組が好きな人はもちろん、ミステリーが好きな人、そして「知る」ことの意味について考えたい人にもおすすめの一冊です。
2026年公開予定の映画も、今から楽しみですね!
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君のクイズ
2026年
2026年映画化予定

