書籍情報
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あらすじ
小型飛行船で起こる、連続殺人の驚愕の真相!
21世紀の『そして誰もいなくなった』と好評を博した、第26回鮎川哲也賞受賞作
特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者のファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が。
21世紀の『そして誰もいなくなった』登場!
第26回鮎川哲也賞受賞作にして精緻に描かれた本格ミステリ。
解説=千街晶之
21世紀の『そして誰もいなくなった』と好評を博した、第26回鮎川哲也賞受賞作
特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者のファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が。
21世紀の『そして誰もいなくなった』登場!
第26回鮎川哲也賞受賞作にして精緻に描かれた本格ミステリ。
解説=千街晶之
オススメポイント
本作は、雪山を舞台にしたクローズド・サークルです。
クローズド・サークルとは、何らかの事情で外界との往来が断たれた状況下でおこる事件を扱ったミステリー作品のこと。
本作は、市川憂人さんが第26回鮎川哲也賞を受賞したデビュー作で、「21世紀の『そして誰もいなくなった』」と呼ばれています。
舞台は1983年のパラレルワールド。
私たちの知る歴史とは少し違って、ジェリーフィッシュという小型飛行船が開発された世界です。
携帯もネットもない時代なのに、こうした架空の技術が存在するという設定がおもしろいんよね。
物語は、飛行船内での事件パートおよび、刑事のマリア・ソールズベリーと部下の九条漣が捜査するパートが交互に描かれます。
まず、飛行船内での事件パートについて説明すると、
特殊技術で開発された小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その新型機の試験航行中、技術開発メンバー6人が乗る艇内で、一人が変死体となって発見されます。
さらに自動航行システムが暴走し、雪山に不時着。脱出できない密室状態で、次々とメンバーが犠牲になっていきます。
次に、捜査するパートについて。
優秀だけど素行に問題がある警部・マリアと、完璧主義で毒舌な部下・漣の、凸凹コンビのやり取りを楽しめるパートです。
本作は〈マリア&漣〉シリーズの第1作で、続編に『ブルーローズは眠らない』『グラスバードは還らない』などがあるんよね。
だから、このコンビを気に入った人は、まだまだこの世界観を楽しむことができるのも嬉しいところ。
私が本作で驚いたのは、トリックの精巧さ。科学的な要素を取り入れた本格ミステリとして完成度が高いです。
犯人の独白、事件の現場、捜査パートという3つの視点が並行して進むんやけど、それぞれがどう繋がっていくのか、最後まで目が離せません。
個人的に「なぜ事件が起きたか」という動機が好みでした。
いくらトリックがすごくても、登場人物たちに感情移入できない作品はあまり魅力的に感じられないのですが、そういう意味で、本作はとても良かったです。
本格ミステリが好きな人、SF要素のあるミステリを読んでみたい人、クローズド・サークルものが好きな人には特におすすめの一冊です!
クローズド・サークルとは
クローズド・サークルとは、何らかの事情で外界との往来が断たれた状況下でおこる事件を扱ったミステリー作品のこと。
本作は、市川憂人さんが第26回鮎川哲也賞を受賞したデビュー作で、「21世紀の『そして誰もいなくなった』」と呼ばれています。
舞台はパラレルワールド
舞台は1983年のパラレルワールド。
私たちの知る歴史とは少し違って、ジェリーフィッシュという小型飛行船が開発された世界です。
携帯もネットもない時代なのに、こうした架空の技術が存在するという設定がおもしろいんよね。
物語の2つのパート
物語は、飛行船内での事件パートおよび、刑事のマリア・ソールズベリーと部下の九条漣が捜査するパートが交互に描かれます。
まず、飛行船内での事件パートについて説明すると、
特殊技術で開発された小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その新型機の試験航行中、技術開発メンバー6人が乗る艇内で、一人が変死体となって発見されます。
さらに自動航行システムが暴走し、雪山に不時着。脱出できない密室状態で、次々とメンバーが犠牲になっていきます。
次に、捜査するパートについて。
優秀だけど素行に問題がある警部・マリアと、完璧主義で毒舌な部下・漣の、凸凹コンビのやり取りを楽しめるパートです。
本作は〈マリア&漣〉シリーズの第1作で、続編に『ブルーローズは眠らない』『グラスバードは還らない』などがあるんよね。
だから、このコンビを気に入った人は、まだまだこの世界観を楽しむことができるのも嬉しいところ。
トリックの精巧さ
私が本作で驚いたのは、トリックの精巧さ。科学的な要素を取り入れた本格ミステリとして完成度が高いです。
犯人の独白、事件の現場、捜査パートという3つの視点が並行して進むんやけど、それぞれがどう繋がっていくのか、最後まで目が離せません。
個人的に「なぜ事件が起きたか」という動機が好みでした。
いくらトリックがすごくても、登場人物たちに感情移入できない作品はあまり魅力的に感じられないのですが、そういう意味で、本作はとても良かったです。
本格ミステリが好きな人、SF要素のあるミステリを読んでみたい人、クローズド・サークルものが好きな人には特におすすめの一冊です!

