書籍情報
シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜
あらすじ
第47回「講談社漫画賞」少年部門受賞!「小説家になろう」の超人気作が待望のコミカライズ!
“クソゲー”をこよなく愛する男・陽務楽郎。彼が次に挑んだのは、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』だった!
集う仲間、広がる世界。そして“宿敵”との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていく!!
最強クソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚、ここに開幕!!
“クソゲー”をこよなく愛する男・陽務楽郎。彼が次に挑んだのは、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』だった! 集う仲間、広がる世界。そして“宿敵”との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていく!!
超人気WEB小説を奇跡のコミカライズ! 至高のゲーム×ファンタジー冒険譚、開幕!!
オススメポイント
2020年に週刊少年マガジンで連載がスタートし、 現在も連載中の大人気作品です。
アニメ化も果たし、2025年前半現在は第3期の制作が決定しています!
また、第47回講談社漫画賞少年部門を受賞しており、累計発行部数は1,200万部を超える大ヒット作となっています。
オススメポイント1:ゲームの世界観と描写がリアルなところ
本作は「ゲームの中の話」でありながら、まるで現実のオンラインゲームの世界を垣間見ているような感覚になります。
作中では、プレイヤー同士の交流や、 クランと呼ばれる集団の形成、攻略情報の共有など、 実際のオンラインゲームで見られる光景が丁寧に描かれています。
また、主人公のサンラクが「クソゲー」から学んだ知識や技術を「神ゲー」で活かすという設定も秀逸で、プレイヤー目線でのゲームの攻略過程が見事に表現されています。
オススメポイント2:魅力的なキャラクターたち
まず主人公のサンラクは、クソゲーしかプレイしなかった特異なプレイ経歴を持ちながら、そこで培った知識と技術で神ゲーを攻略していく型破りなキャラクター。
ゲーム内でのアバターは、初期装備を売却して資金にするため、ほとんど裸の姿で冒険するという、一風変わった見た目が特徴的です。その後も「リュカオーンの呪い」により装備が制限されるという設定も面白いポイントです。
サンラクの相棒となるNPC(ノンプレイヤーキャラクター)のエムルは、うさぎの姿をした魔術師で、 サンラクをサポートする心強い存在。NPCでありながら高いコミュニケーション能力を持ち、プレイヤーの様な自然な会話ができる点が魅力です。
他にも、全身を鎧で武装した厳しいアバターにも関わらず、中身は主人公に現実世界で恋をしている女の子がいたり、サンラクのクソゲー仲間たちがいたり、個性豊かなキャラクターが物語を彩ります。
オススメポイント3:クソゲーと神ゲーの対比
物語の前提として、サンラクはそれまでクソゲーしかプレイしてきませんでした。
「バグだらけ」「理不尽な難易度」「操作性の悪さ」など、 一般のゲーマーなら敬遠するようなゲームを楽しむ特異な趣味の持ち主。
それが「シャングリラ・フロンティア」という完成度の高い神ゲーに触れることで、ゲームの楽しさを再発見していくという過程が描かれています。
クソゲーでの経験が、思わぬ形で神ゲーでも役立つという展開は、「どんな経験も無駄にはならない」というメッセージにも繋がっていて、読者の心を打ちます。
オススメポイント4:現実世界とゲーム内を行き来する構成
本作の特徴として、ゲーム内だけでなく、現実世界での生活も描かれている点が挙げられます。
現実世界では高校生のサンラク。学校生活や家族との関わりなど、リアルな日常も垣間見ることができます。
また、他のゲームをプレイする場面もあり、「シャングリラ・フロンティア」だけにとどまらない ゲーマーとしての幅広い活動も魅力の一つです。ゲーム内と現実を行き来する構成により、キャラクターに立体感が生まれ、物語に厚みが増しています。
「現実かゲームか」という二項対立ではなく、両方の世界がリアルであるという描写は、現代のゲーム文化をよく表していると感じます。
クソゲーハンターが神ゲーに挑む異色のゲーム冒険譚。それは、ゲームという枠組みを超えた、人間ドラマでもあります。
ゲームが好きな人はもちろん、ゲームをあまりプレイしない人にも楽しめる作品になっているので、ぜひ一度手に取ってみてください!