書籍情報
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あらすじ
「目指すはただひとつ 世界最強の英雄だ」幼馴染みたちと共に最強の英雄になる誓いを立てたクライだったが、早々に才能がないことに気づく。
ーーにもかかわらず、なぜか周りからの期待だけが跳ね上がっていく日々…。そしてクライの発言によって物事はいつもトンデモない方向へーー!?
WEBで大人気の勘違いファンタジーがついにコミカライズ!!
オススメポイント
原作小説は「小説家になろう」で連載されており、2024年にはアニメ化もした人気作です!
オススメポイント1:クライの実力
クライは実力を隠しているとかではなくて、本当に弱いし、事件の真相を理解して動いているわけでもないですよね。
戦闘力だけでいえば、タイトル通り、本当に最弱ハンターかもしれん。ただ、本人が思っているほど無能でもなくて、「宝具」の扱いは「ばけもの」と言われるほど秀でていて、知識も豊富。
何より第六感がすぐれており、この本人無自覚の直感力が「クライはなんでも分かっている」と周囲に勘違いさせる要因かもしれません。
オススメポイント2:小出しされる幼馴染たち
クライのパーティーメンバーである幼馴染たちは、第1話の時点で、高レベルの「宝物殿」ダンジョンに潜っており、ひとり帝都で留守番しているクライの近くにいないんよね。
メンバーは、話を追うごとに一人ずつ帰ってくるんやけど、漫画版10巻の時点でも、5人中2人しか帰ってきていません。
どんな人たちなのか、ということは明かされてはいるものの、実際にクライと話すシーンがなかなかこないんよ。
小出しにされることが、じれったくもあり、同時に続きが読みたいと思う理由にもなっているため、よくできた構成やなあ、と思います。
すでに出ている2人もそれぞれキャラが立っているため、残りの3人がどのように物語に絡んでくるのか楽しみです。
オススメポイント3:勘違いの内容
本作には勘違い要素が大きく2つあります。
1つは、あらすじでも話した通り、周囲がクライの力を実力以上に高く見積もっているという勘違いです。
もう1つは、クライがしている勘違いです。クライもまた、周囲の力を実力以上に高く見積もっているんよね。
自己肯定感が低いせいか、「僕にはできないけど、みんなならできるよね?」というノリで、周囲に無理難題をふっかけます。それが、周囲からしたら、死力を尽くせば乗り越えられるけど、一歩間違えば命も危ない危険な試練なんよね。
サブタイトルに「育成術」とありますが、これは、クライが無意識のうちに課している試練によって、仲間たちが強くなるという意味です。
多くの勘違いが入り乱れている異世界ファンタジー。絵も綺麗で、戦闘シーンもうまく、最新巻の発売を楽しみにしている作品の1つです!