書籍情報
あらすじ
奪われた王位を取り戻す為、王女・火花は100年前に天に去ったと言われる白龍を探す旅に出る。手がかりの龍の宮跡で出会ったのは、人嫌いで素気ない…でも不器用で照れ屋なイサラ。彼は赤い姿を忌み嫌われ、地上に置き去りにされた変種の龍だった!!
火花はイサラと心を交わし、守護龍に出来るのか!? そして王位を取り戻せるのか!?
姫と異端の龍、運命のファンタジーロマンス開幕!!
オススメポイント
飛べず出来損ないと言われ、仲間に置いて行かれた変種の龍・イサラと、異国の歌姫を母に持ち、臣下に軽んじられている龍マニアの王女・火花の物語です。
他の白龍と比べて出来損ないだったり、火花と身分差があったりと、コンプレックスだらけの龍・イサラ。
そんな彼は、火花に守護龍として求められることで、徐々に自尊心を取り戻していきます。
100年生きているとは思えないほど純情で照れ屋なイサラですが、戦闘シーンの眼がかっこいいです。
全3巻ではありますが、綺麗にまとまっていて、何より終わり方がとても読了感のいいものでした。守護龍と女王の物語を、ぜひご覧ください。