書籍情報
・著者:大津光央
・出版社:宝島社
・受賞歴:第14回『このミステリーがすごい!』大賞
・あらすじ:
二十八年前、八百長疑惑をかけられてみずから命を絶った伝説の下手投げ投手K・M。四半世紀後、行方不明になっていた千五百奪三振の記念ボールが発見されたのをきっかけに、彼を再評価する動きが起こる。作家の芹澤真一郎は、K・Mの伝記を書くべく関係者たちのもとを取材して回るが、彼にまつわるエピソードにはいくつもの謎があった。誤審に抗議した相手チームの監督はなぜ急に引き下がったのか。発見された記念ボールは本物なのか。そして、八百長疑惑の真相は?2016年第14回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。