書籍情報
・著者:ケイト・モートン(著)、青木 純子(訳)
・出版社:東京創元社
・受賞歴:第1回本屋大賞翻訳小説部門
・あらすじ:
祖母がコーンウォールに残してくれたコテージ、
そこには封印された花園があった。
第3回翻訳ミステリー大賞受賞
2005年、オーストラリアのブリスベンで祖母ネルを看取ったカサンドラは、祖母からイギリス、コーンウォールの崖の上にあるコテージを相続した。1975年にネルはなぜそのコテージを買ったのか? ネルの遺したノートと古いお伽噺集を手にカサンドラはイギリスに渡る。今はホテルとなった豪壮な屋敷の敷地のはずれ、茨の迷路の先にコテージはあった。建物の手入れを進めるうちに彼女は、蔓植物に埋もれ、ひっそりと忘れられていた庭園を見出す。封印されていたその花園は何を告げるのか? ネルとはいったい誰だったのか? 屋敷の秘密とは?
解説=川出正樹