書籍情報
線路工手の唄が聞えた
あらすじ
新橋-横浜間に鉄道が敷かれた明治初年以来、線路工手が唄い継いできた作業唄「道床搗き固め音頭」は、工具の革新によって昭和30年代に消滅した。各地でかつて唄われた音頭を発掘しつつ、底辺で鉄路の安全を守り続けた男たちの苦闘の歩みと急ぎすぎた日本の近代化の歪みを鮮やかに捉えた力作。大宅壮一ノンフィクション賞受賞作品。
新橋-横浜間に鉄道が敷かれた明治初年以来、線路工手が唄い継いできた作業唄「道床搗き固め音頭」は、工具の革新によって昭和30年代に消滅した。各地でかつて唄われた音頭を発掘しつつ、底辺で鉄路の安全を守り続けた男たちの苦闘の歩みと急ぎすぎた日本の近代化の歪みを鮮やかに捉えた力作。大宅壮一ノンフィクション賞受賞作品。