三島由紀夫賞(みしまゆきおしょう)とは、作家・三島由紀夫の業績を記念した文学賞です。三島没後17年の1987年(昭和62年)9月1日に創設され、翌1988年(昭和63年)に選考・授与が開始されました。三島由紀夫は新潮社と付き合いが深く、没後は新潮社から全集が出されました。新潮社が芥川賞・直木賞と同種のカテゴリーを要求しつつ新しい才能を求めるべく打ち出したのが、三島由紀夫賞と山本周五郎賞です。対象は小説、評論、詩歌、戯曲の「文学の前途を拓く新鋭の作品一篇に授与する」としています。前年の4月1日から選考年の3月31日までの発表作品が選考対象で、受賞作家には、記念品および副賞100万円が授与されます。選考委員は任期制で4年ごとに入れ替わることになっていますが、再任が可能であるため、筒井康隆氏と宮本輝氏は20年の長期にわたり選考することになりました。純文学以外のジャンル出身作家からの受賞があります(舞城王太郎氏、古川日出男氏、岡田利規氏など)。また、中堅作家やベテランが受賞することもあります(矢作俊彦氏、蓮實重彦氏など)。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 賞名 | 三島由紀夫賞 |
| 設立年 | 1987年 |
| 選考頻度 | 年1回(5月発表) |
| 運営団体 | 新潮社(新潮文芸振興会) |
受賞者一覧
「Kindleで読み放題」 および 「オーディブルで聴ける」 対象作品は時期によって変わる場合がございます。

