アガサ・クリスティー賞(あがさ・くりすてぃーしょう)とは、英国アガサ・クリスティー社の協力を得て、公益財団法人早川清文学振興財団と株式会社早川書房が創設したミステリ小説の新人賞です。創設の経緯は、イギリスの推理作家で「ミステリの女王」と呼ばれるアガサ・クリスティー(1890年〜1976年)の生誕120周年を記念したものでした。本格ミステリをはじめ、冒険小説、スパイ小説、サスペンスなど、アガサ・クリスティーの伝統を現代に受け継ぎ、発展、進化させる総合的なミステリ小説を対象に募集しています。受賞者には正賞としてアガサ・クリスティーにちなんだ賞牌と、副賞として100万円が授与されます。
基本情報
項目 | 内容 |
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賞名 | アガサ・クリスティー賞 |
設立年 | 2010 |
選考頻度 | 年1回(2月締切、8月発表) |
運営団体 | 早川書房 |
受賞者一覧
Kindle Unlimited および Amazon Audible 対象作品は時期によって変わる場合がございます。
回 | 受賞年 | 受賞者 | 受賞作 | Kindle Unlimited で読める | Amazon Audible で聴ける |
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14 | 2024(大賞) | 睦月準也 | マリアを運べ | ||
13 | 2023(優秀賞) | 小塚原 旬 | 機工審査官テオ・アルベールと永久機関の夢 | ||
13 | 2024(大賞) | 葉山 博子 | 時の睡蓮を摘みに | ||
12 | 2022(大賞) | 西式 豊 | そして、よみがえる世界。 | ||
11 | 2021(大賞) | 逢坂 冬馬 | 同志少女よ、敵を撃て | ◯ | |
10 | 2020(優秀賞) | 宮園 ありあ | ヴェルサイユ宮の聖殺人 | ||
10 | 2020(大賞) | そえだ 信 | 掃除機探偵の推理と冒険 | ||
9 | 2019(優秀賞) | 折輝 真透 | それ以上でも、それ以下でもない | ||
9 | 2019(大賞) | 穂波 了 | 月の落とし子 | ||
8 | 2018(大賞) | オーガニック ゆうき | 入れ子の水は月に轢かれ | ||
7 | 2017(優秀賞) | 日野 真人 | 殺生関白の蜘蛛 | ||
7 | 2017(大賞) | 村木 美涼 | 窓から見える最初のもの | ||
6 | 2016(優秀賞) | 春坂 咲月 | 花を追え | ||
5 | 2015(大賞) | 清水 杜氏彦 | うそつき、うそつき | ||
4 | 2014(大賞) | 松浦 千恵美 | しだれ桜恋心中 | ||
3 | 2013(大賞) | 三沢 陽一 | 致死量未満の殺人 | ||
2 | 2012(大賞) | 中里 友香 | カンパニュラの銀翼 | ||
1 | 2011(大賞) | 森 晶麿 | 黒猫の遊歩あるいは美学講義 |