書籍情報
・著者:深津十一
・出版社:宝島社
・受賞歴:第11回『このミステリーがすごい!』大賞
・あらすじ:
自分が死んだら遺体の口に石を入れ、火葬後にそれを回収し、ある人物に届けて欲しいー。祖母の遺言を引き受けた高校生の木島耕平は、届け先で風変わりな老人・林に出会う。石コレクターである林は、耕平が作った「死人石」に喜ぶが、祖母のことは記憶にないという。林に興味を抱いた耕平と生物教師のナオミは、とある石の捜索を依頼した。同じ頃、三重県の山中で人体の一部が埋め込まれた“童石”が発掘されー。祖母の遺言の意味、林が石を集める理由など、奇妙な石をめぐる、時空を超えた物語の結末とは。2013年第11回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。