書籍情報
・著者:多岐川恭
・出版社:アドレナライズ
・受賞歴:第40回直木三十五賞
・あらすじ:
人間の危うい心理が生々しく描かれる、珠玉の推理短篇集
第40回直木賞を受賞した短篇集『落ちる』より、自己破壊衝動に駆られる危うい精神状態の男の物語「落ちる」のほか、多彩な趣向に満ちた初期の秀作ミステリ4本を収録。
・落ちる
・猫
・ヒーローの死
・黒い木の葉
●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短篇集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。